2009-02-03

スリップ注意!

Artist: Bon Jovi
Album: Slippery When Wet
Title: Living On a Prayer

今日は、Bon Joviの曲を紹介します。先日深夜にTBSでやっているアメリカの報道番組で出演しているのを観て、そう言えば...と思い出しました(安易です)。このグループは特に説明はいらないぐらい洋楽を聴かない人でも名前は知っているというケースの多いのではないでしょうか。なので、勝手な思い出話でも...最初に彼らをライブで観たのは、高校生の頃、”スーパーロック・フェス ’84 in 西武球場”です。当時まだ1枚しかアルバム”Run Away”を出していないにもかかわらず、2番手で登場、「よくこれだけで1時間ももったな」という具合に、Johnが所狭しとステージを駆け回っていたのを覚えています。まだデビューしたてで(初来日??)今ほど知名度はなく、このフェスティバル後アメリカでも火が付きこのアルバムでメジャーの地位を得たと思います。

何度かコンサートも観に行ったりしましたが、この頃はクールダウンしてしまいました。Johnが俳優やったり、やたらステージでパフォーマンスに凝ったり、で自分の中では終わったかな...という感じになってしまいました。
アメリカでは、カントリーの番組にも出て、人気のカントリー歌手とミニ・ライブをしてたりして、人気も陰りかなとも思ったのですが、まだまだしっかり指示されていますね。今は今でいいのかもしれませんが、個人的にはこのアルバムの時が一番いいですね。年取ったのかな...??

この歌詞の中で表現をちょっとだけ
” it doesn't make a difference if we make it or not.”
「やりきれるかきれないかが問題なんかじゃないさ」(超訳です)

これは、よくifの部分が、whetherになっている例文なんかもあると思いますが、It doesn't make much difference whether A or BAにせよBにせよ大した違いはない。
It doesn't make much difference whether it is A or B.
AだろうがBだろうが大した違いはない。

まずこの形を押さえてみましょう。ここで文頭の it は、whether以下の内容になり、仮主語になっています。
そして、否定文で「~は、違いはない、問題ない」という意味合いを出せます。

そして、もう1つ簡単なフレーズで”we'll give it a shot”「やってみようよ」
これは”give it a shot”で「試してみる、試しにやってみる、挑戦してみる、一丁やってやる、腕試しする」というような意味合いがあり、文脈によっていろいろな訳になると思います。これと同じ意味で”give it a try”もありますので、2つ会話なんかで使えそうですので、覚えておきましょう。

番外でSLIPPERY WHEN WET
「スリップ注意」
このアルバムタイトルも、決まり文句ですのでちょっと固まりで覚えましょう。

サビの部分
We're half way there
Livin' on a prayer
Take my hand and we'll make it - I swear
Livin' on a prayer

では、自分的にはちょっと一段落ですが、やはりこの曲は、Bon Joviが一番POWERがあった時の代表曲だと思っています。人気・実力ともメジャーの仲間入りをした1曲、是非お聴きください。

http://jp.youtube.com/watch?v=nE11Zrrp24I

2009-02-02

決して。。。ない

今回は

Artist: Heart

Album: Heart

Title: Never

今日は、Heartの曲を紹介します。このグループは、やはり何と言っても、美人姉妹"Ann and Nancy Wilson"のグループといった感じなのですが、結成自体は古く、70年代で、その時代にも名曲は結構あります。当時のロックなので、ちょっとウッドストックを思い出させるような曲が多い??ですが...”美人姉妹”と書きましたが、「カッコいい女性」の1つのモデル、というのが正解なのでしょうか、何度か来日の際に、ライブに行きましたが、本当にそう感じました。とにかくライブもカッコいいです!!

お姉さんAnnが歌う「Rock n' roll(Led Zeppelin)」は最高なのですが、日本公演ではやってくれなかった記憶があり、是非アメリカで観たいグループです。

歌詞の中で

”We can't go on just running away”

「ただ逃げていたんじゃ、前にあるものをつかめない」(超超訳です...)という一節があります。

ここで、runningと動詞runの進行形がありますが、ここでの1つの解釈は、分詞構文と考える事ができます。分詞=現在分詞(動詞のing形)、過去分詞(動詞の過去分詞)で、それが接続詞の意味合いまで含んでしまう語法になります。

上の文の場合には、justが入ってますが、「もし逃げているなら」のようにifなんかが考えられる具体的な接続詞になると思いますが、それがrunningの中に意味的に含まれている事になります。

ただこの語法では、文脈からどの接続詞の代用になるのかが決まり、分詞構文自体に接続詞の意味があるのではありませんので、使い方は注意が必要です。やはり省略している分、意味がボケますので、分かるのであればしっかり接続詞を使う方が自然なのですね。

サビの部分

We can't go onJust running awayIf we wait any longerWe will surely never get awayAnything you want...we can make it happenStand up and turn aroundNever let them shoot us downNever, neverNever, never run awayNever, neverNever, never run away

では、声量のあるボーカル、元気の出るリズム、当時こればっかり聴いていた時期があったような気がしています。80年代のアメリカンロックの典型?の1曲です。お楽しみください。歌詞もいいですよ!
http://jp.youtube.com/watch?v=YQcQnDFhjxo