2012-01-26

中学英語で学ぶ関係詞13


関係代名詞 非限定用法

これまで関係代名詞を使った文章をいろいろ確認してきました。この項目の最後としてもう1つだけ付け加えたいと思います。それが『非限定用法』になります。

例えば
He had two sons who became teachers.

このような文章があった場合、who以下の固まりはその前にあるtwo sons直接的に説明しています。

「彼には教師になった息子が二人いた」という訳になりますが、

この文章の内容だと、彼にはまだ他の職業に就いた息子がいたかも知れない、息子のうち2人は教師だが、全部で何人息子がいるのかまでの意味は出ていません。

一方で
He had two sons, who became teachers.

このような文章では、who以下の固まりはその直前にある“コンマ”で区切られていて意味的に一区切り付いている。

「彼には息子が2人いた。そして2人とも教師になった。」という訳になる。

この内容は、彼には息子は2人しかいない、ということがはっきりしている。そして補足的に「教師になった」ことが付け加えられている

このように、一番言いたい名詞に対して、なにかしら補足的に説明する形がこの『非限定用法』になります。

これをもとして、次回は色々例文を確認しながら使い方を覚えていきましょう!

TOEIC対策公開講座

2012-01-16

中学英語で学ぶ関係詞12


関係代名詞 と 前置詞 例文

前回確認した「関係代名詞と前置詞」に関して、例文で感覚をつけましょう。

The man that (who) I spoke to was an Australian.
私が話しかけた男性はオーストラリア人でした。
The man to whom I spoke was an Australian.

That is the house that (which) he lives in.
あれは彼が住んでいる家です。
That is the house in which he lives.

Tom is the boy that (who) I often go to school with.
トムは私がよく一緒に学校へ行く仲間(少年)です。
Tom is the boy with whom I often go to school.

This is the park that (which) we sometimes play soccer in.
ここは私たちが時々サッカーをする公園です。
This is the park in which we sometimes play soccer.

I have many friends that (who) I usually play baseball with.
私には一緒に野球をする友達がたくさんいます。
I have many friends with whom I usually play baseball.


thatは、「前置詞+関係代名詞」では使用されない。

whoは、whomという目的格の形があるが、whoのままで使われる場合が多い、ただし、「前置詞+関係代名詞」の場合は、whomのみ可。


TOEIC(R)対策公開講座

2012-01-14

中学英語で学ぶ関係詞11


関係代名詞 と 前置詞

関係代名詞のちょっと応用編といった形を確認しましょう。これは文章を見ながら慣れているのが一番いいのではないかと思います。

例えば

This is the hotel that(which) the famous actor is staying at.

上の文章を見ると文尾が、staying at  と前置詞 at で終わっています。これは、前置詞の後に来る単語が関係代名詞でatを残して繋ぎ役として前に出ているのです

この構造は

the hotel The famous actor is staying at it(= the hotel).
                          このitが関係代名詞になる→繋ぎ役
The hotel that(which) the famous actor is staying at
                              このatは残ります
となります。

この時、who(m), which, thatが関係代名詞になりますが、関係代名詞・目的格の用法と同じになります。

そして
目的格の関係代名詞ということは、口語の中では省略される時もあります。

That is the girl  John often speaks to.
                (who(m), that)が省略

よくin which, on which, to whom, などの形を英語の文章を読んでいて見かけたことがあるのではないでしょうか。これは、『前置詞+関係代名詞』を1つの固まりとして繋ぎ役にし、前に持ってきた形になります。

That is the girl to whom John often speaks.

※この時には、『前置詞+that』の形はできません。間違えになりますので注意してください。

TOEIC(R)対策公開講座

2012-01-07

中学英語で学ぶ関係詞10


関係代名詞の省略

目的格の関係代名詞は、口語表現ではふつう省略される場合が多いです。
特に意味が変わるということではありません。1つ文章で確認しましょう。

例文
「トムはスーザンがあげたプレゼントを気に入りました。」という文章を

Tom liked the present that(which) Susan gave him.

Tom liked the present Susan gave him.
                       
        目的格の関係代名詞が省略されている。

該当する部分だけ抜き出してみると
the present that(which) Susan gave him.
the present          Susan gave him.
          ↓
      この部分が省略


省略された文の語順
この場合、「説明される名詞」と「説明部分」の語順が
説明される名詞 + 主語 + 動詞~

となる。これは関係代名詞の省略を理解するポイントになるので、色々な例文を通してしっかり覚えましょう。この省略がしっかり分かるようになると正確な文章理解に繋がるので非常に大切である。

ような例文も分かりますか?
The woman I met on my way home was Lisa.
  that/who(m) が省略

文の途中に入るときは、特に気をつけてください。

TOEIC(R)対策公開講座

2012-01-06

中学英語で学ぶ関係詞9


関係代名詞 that の特別用法 and その他

前回に続き関係代名詞thatを使う場合についての補足です。

B.thatがほぼ使われる場合

1.人と物(動物)の両方が説明される名詞の場合

例文)
Look at the girl and her dog that are walking this way.
こちらに歩いてる少女と犬を見てごらん。

このように説明される名詞が複数ある場合、ほぼ that が使われます。もちろん例外はありますのですべての場合というわけではありません。


ここで今まで確認してきた関係代名詞を表にしてまとめてみましょう。

関係代名詞の整理ノート

   説明される名詞
語 順
人以外
どちらも

 主格

 who

 which

  that

名詞+関係代名詞+V


所有格

 whose

whose
---

名詞+whose+N


目的格

 who(m)

which

  that

名詞+関係代名詞+S+V



日本語と比較すると語順が逆になってしまうので苦手意識を持っている方の方が多いかもしれません。また、関係代名詞という言葉だけが目立ってしまって嫌になってしまっている場合もあるかもしれません。ですが、これまで確認したように、“関係代名詞”自体は“繋ぎ役”だけでしかありませんので、それに惑わされず、文章全体での表現方法はどうなのか、という視点で考えてみてください。

TOEIC(R)対策公開講座

2012-01-05

中学英語で学ぶ関係詞8

関係代名詞 that の特別用法

関係代名詞には、whowhichなどがそれぞれ説明される名詞・人、物に対して使われますが、もう1つthatを使うこともできます。そして、中にはthatを使う場合が多いときもあります。今回はそのケースを確認したいと思います。

A.おもにthatを使う場合

1.説明される名詞・・・the first(last), the only, 
                the very(まさにその)などが付く時

This is the only pen that I have.
これは私が持っているただ1本のペンです。


2.説明される名詞・・・all, any, everyが付いたり、everything, 
                anything, nothing, all などの場合

He has spent all  the money that his parents gave him.
彼は親からもらったお金をすべて使ってしまった。

I will do anything that I can do.
私ができることは何でもします。


3.説明される名詞・・・最上級の形容詞が付く場合

She is the best singer that I have ever seen.
彼女は私が今まで見た中で一番よい歌手です。

おもにこれらがthatを使う場合が多いケースになります。イメージ的にはどれも限定している感じがします。まずはしっかり知識として持っておきましょう。

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TOEIC(R)対策公開講座

2012-01-04

中学英語で学ぶ関係詞7


関係代名詞 whose の例文

今回は、関係代名詞・所有格 whose を使った例文です。


That girl whose hair is short is my daughter.
あの髪の毛の短い少女は私の娘です。

Look at that house whose roof is black.
あの屋根が黒い家を見てください。

Nancy has a dog whose ears are long.
ナンシーは耳の長い犬を飼っています。

She has a friend whose father is a police officer.
彼女にはお父さんが警察官の友達がいます。

That house whose garden is big is my aunt’s.
あの庭の大きな家は私の叔母のです。

Can you see the mountain whose top is covered with snow?
頂上が雪で覆われている山が見えますか?


ちょっと感覚がつかめましたでしょうか。。。

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