2011-02-28

中学英語で学ぶ現在完了3

現在完了の意味と用法-継続


「ずっと~している」という意味を表します。
過去のある時点で始まった 状態や動作 が現在までずっと続いている

「過去から現在について」述べる現在完了としては、比較的理解しやすい用法ではないでしょうか。

継続を表す現在完了は期間を表す表現スタート時点を表す表現が使われます。

1.for+期間=「~の間」
Forの後ろにはtwo years, six monthsなどの期間を表す語句が続きます。

例文
My brother has been busy for two days.
私の兄は2日間ずっと忙しい。

I have not heard from her for two months.
2ヶ月間彼女から連絡がない。


2.since+過去のある時点=「~以来(から)」
sinceの後にはlast week, 1986などの過去のスタート時点を表す語句が続きます。
また、文章も続けることができます(例文参照)。

例文
I have studied English since 1995.
私は1995年以来(から)英語を勉強しています。

I have known Ken since he was a child.
私はケンを、彼が子供のころから知っています。


3.How long=「どのくらい長く」
継続の期間がどのくらい続いているのかを尋ねる時に使う疑問文です。

文型:How long have (has)+主語+動詞過去分詞。。。?

例文
How long have you worked for this company?
どのくらい長く(いつから)この会社で働いていますか?

答え方:For about fifteen years.
     約15年間です

※日本語の表現だと「いつから~していますか」の方が自然になります。

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2011-02-26

中学単語で学ぶ現在完了2

現在完了のはなし2

今回は「現在完了」の2回目で、否定文・疑問文の作り方を確認します。

否定文の作り方
文型:主語+have (has)+not+動詞過去分詞
例えば
肯定文:They have arrived. (彼らは到着しました)
         ↓have(has)の後ろにnot(never)などをつける
否定文:They have not arrived. (彼らはまだ到着していません。)

※ be動詞の感覚と同じ感じがあります。


疑問文の作り方
He has eaten lunch.
(have/hasを文頭におく)
   
Has he eaten lunch?
※これもbe動詞と似ています。

※疑問詞のある場合

Who has made that cake? (誰がこのケーキを作りましたか)
疑問詞have(has)+動詞過去分詞…?
答え方: John has. (疑問詞が主語の場合)

What have you made? (あなたは何を作りましたか)
疑問詞have(has)+主語+動詞過去分詞…?
答え方: I have made the dish. (疑問詞が主語以外)

しっかりとhave(has)のおく位置を確認して置いてください。

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2011-02-21

中学英語で学ぶ現在完了1

現在完了のはなし1

この文法項目は誰しもつまずいた事があるのではないでしょうか。私自身もなかなか感覚が掴めなかった思い出があります。これから何回かに渡って確認していきます。

★現在完了の形

基本例文
I have lived in Saitama for ten years.
私は埼玉に10年間住んでいます。

上の例文のように
文型:主語+have {has} +動詞過去分詞形 になります。

現在完了は「過去の出来事や状態を 現在の状況に関連付けて述べる表現方法」「過去~現在」に意味が渡っています。

そこから、様々な意味を持たせることができます。
1.継続 「ずっと~している」
2.経験 「~したことがある」
3.完了 「~したところだ、~してしまった」
4.結果 「~してしまって(その結果)~だ」
完了と結果はしばしば区別がつきにくいことがあります

★過去形の文と現在完了の文の意味の違い

過去形
過去の出来事・状態を事実として述べているだけで、現在どうであるかの意味までは言及されない

現在完了
過去の出来事が現在にも影響を与えている、もしくは、ある行為の現在の状態・結果に重点が置かれている

例えば上の例文を使って
I lived in Saitama for ten years.
私は埼玉で10年暮らしました。
「過去に暮らしました」という事実だけを述べていて、現在はどうであるかは言及されていません。

I have lived in Saitama for ten years.
私は埼玉に10年間住んでいます。
「10年前から暮らしていて、今までずっと暮らしています。」ということまで言及します。

日本語ではそれぞれに表現方法が違って「英語のような1つの文型」という感覚はないので戸惑うことが多いように思われます。日本語のどのような表現方法が英語で完了形(現在・過去・未来とあります)になるのかをいろいろな例文を通して感じてみるのも1つの訓練になると思います。

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2011-02-14

中学英語で学ぶ受動態6

受動態(受け身)の話6


日本語では能動的表現・英語では受動的表現2

今回は、前回説明した例文集です。

(感情・心理の表現)
I am satisfied with the result.
私はその結果に満足しています

He is disappointed at the result.
彼はその結果にがっかりしている

She is pleased with her new hat.
彼女は新しい帽子を気に入っている

He was surprised at the news of his father’s sudden death.
彼は父親の急死の知らせに驚いた

(被害を表す表現)
His son was killed in the war.
彼の息子はその戦争で戦死した。

John was injured in the car accident.
ジョンはその自動車事故でケガをした。

こんなところをまずは覚えておきましょう。

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2011-02-10

中学英語で学ぶ受動態5

受動態(受け身)の話5


日本語では能動的表現英語では受動的表現

「感情・心理を表す表現」「被害を表す表現」が日本語と英語で異なります。

例えば
英語の動詞“surprise”は「~を驚かせる」という他動詞になります。
なので

The news surprised Ken.
(そのニュースはケンを驚かせた。)(直訳)
この表現で能動を表します

それでは、日本語で「ケンが驚く(驚いた)」という場合、日本語では「驚く、驚いた」と驚く側の能動的な動作のように表現しますが、英語では上の例文でも見たように驚きを受ける側になるので受動態で表現します。

「ケンはそのニュースで驚いた」と言いたい時は
Ken was surprised at (by) the news.

という感じになります。

上の例文は感情・心理状態を表す表現ですが、これと同じように考えるのが、被害を表す場合です。

「その事故で10人がケガをした。」という文があるとすると、injureという動詞が使えますが、「~をけがさせる」という他動詞(能動態)になるので、ケガを受けた側を視点

「10人の人がその事故でケガをした」と言いたい場合
Ten people were injured in the accident.

と言う受動態の表現になります。

考え方が異なりますが、1つずつしっかり覚えていきましょう。

次回はこれらの例文をいろいろ紹介したいと思います。

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2011-02-07

中学英語で学ぶ受動態4

受動態(受け身)の話4

今回は《動詞+前置詞》の受動態です。
例えば
Laugh at (~を笑う)look after (~の世話をする)などの動詞は「動詞+前置詞」で1つの動詞の働きをします。この時動作の対象になる目的語ができ、受動態は次のようになります。

文型 : be動詞+動詞過去分詞+前置詞+(by・・・)

例文)
My classmates  laughed at  me.
クラスメイトは私を 笑った

I   was laughed at   by my classmates.
わたしはクラスメイトたちに笑われた

Laugh atの固まりはそのままになります。そして、動作主を言い表す場合にはあらためて、「by・・・」とつけていきます。

そして、受動態の文には「by・・・」以外の前置詞を使う場合もあります。多くはイディオム的な表現ですので、しっかり覚えてしまいましょう。

例文
Tom   is known to   everybody in the school.
トムは学校のみんな に知られている

The bottle   is filled with   water.
そのボトルは水 でいっぱいです

その他に
Be crowded with =~で込んでいる
Be covered with =~で覆われている
Be made of 材料=~で作られている
Be made from 原料 =~で作られている

などなどあります。固まりで覚えてしまいましょう。

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2011-02-03

中学英語で学ぶ受動態3

受動態(受け身)の話3

前回受動態の疑問文の作り方を紹介しましたが、その続きで今回は疑問詞(5W1H)を使った尋ね方を確認します。

文型:疑問詞(when, whereなど)+疑問文の語順

ここでは2つのケースに分けて確認します。

(1)when, whereなどの疑問詞がある場合
「疑問詞+be動詞+主語+過去分詞・・・?」の文型を意識します。

例文
When was your bike broken by the boy?
いつ あなたの自転車は その少年に 壊されましたか

Where was this book found (by him) ? ※1
どこで この本は(彼によって) 見つけられましたか

※1特に言う必要のない時は省略可能です。


(2)疑問詞自体が主語になる場合

この場合は、主語自体に疑問詞が置かれるため
文型:疑問詞+be動詞+過去分詞・・・? と通常の文と同じ語順になります。

例文
Who was called by the teacher?
誰が その先生に 呼ばれましたか?

What language is spoken in Singapore?
シンガポールでは 何語が 話されますか?

※疑問詞が主語になるケースは、一般の文と同じ語順になることを意識しておきましょう。

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