2010-12-29

中学英語で学ぶ動名詞3

動名詞の用法


前回に引き続き今回も動名詞の用法についての説明になります。
今回も難しく考えすぎず、例文で感覚を掴みましょう。

(1)補語の場合・・・「Aは~することです」という言い回し。be動詞の後に動名詞が続きます。

My job is teaching English.
私の仕事は英語を教えることです。

My hobby is listening to music.
私の趣味は音楽を聴くことです。

※“be動詞+動詞ing”の形だと現在進行形と形が同じになりますが、意味が異なりますので注意が  必要です。

(2)前置詞の目的語の場合・・・前置詞の後ろは名詞形のみ置くことができます。動作の感覚を
付ける場合は動名詞にして置きます。

He helped me by doing the dishes.
彼はお皿を洗うことで私を手伝ってくれた。

He makes a living by repairing cars.
彼は車を修理することで生計を立てている。

(3)動名詞を含む慣用表現・・・前置詞がポイントです
She is good at using computers.
彼女はコンピューターを使うのが得意です

He is fond of reading novels.
彼は小説を読むのが好きです

Takao is interested in learning a foreign language.
タカオは外国語を学ぶことに興味がある

She went out without saying goodbye.
彼女はさよならを言わずに出て行った。

How about going out for dinner?
夕食を食べに行かない?

上記は例文は動名詞を含んだ慣用表現の基礎的なものになりますので是非覚えてしまいましょう。

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2010-12-28

中学英語で学ぶ動名詞2

動名詞の用法

動名詞は、その名の通り名詞と同じ働きをするので、文章で考えてみると、主語になったり、目的語になったり、補語になったりします

難しく考えすぎず、これも例文で確認してみましょう。

(1)主語になる場合・・・文章の初めに置く
Talking with my classmates is a lot of fun.
クラスメイトと話すことは、とても楽しい。

Speaking a foreign language is difficult.
外国語を話すことはむずかしい。


(2)目的語の場合・・・“動詞”の動作・行為の対象になる
She gave up studying abroad.
彼女は留学することをあきらめた。

I like playing soccer.
私はサッカーをするのが好きです。

このような感じの文になります。動詞ing形を含んだ固まりで「~すること」という名詞的な意味になっているのを確認してみてください。

次回は補語になる場合、その他の用法の説明になります。

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2010-12-07

中学英語で学ぶ動名詞1

動名詞の説明

前回までは不定詞の説明を集中的にしてきましたが、今回からは動名詞に項目が移ります。

「動名詞」=動詞からできている名詞の形

例えば日本語でも、「走る」だと動詞になりますが、これを「走ること」と語尾に「こと」を付け加えると、動詞が “名詞” の機能になります。

英語にも同じ発想があり、「動詞の原形+ing」とします。

簡単な例文で感覚を掴みましょう
Cooking is my hobby.
料理することは私の趣味です。

Reading an English newspaper is difficult.
英字新聞を読むことは難しいです。

※この文のように、動名詞は動詞の性質は残しているので後に目的語や修飾する語句を伴う場合 も多い。1つの固まりとして捕らえましょう。

次回から用法の説明になります!!

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2010-11-24

中学英文法での不定詞18

使役動詞(make, let)

もう1つtoの付かない不定詞で中学英語レベルでも確認したいのが、「使役動詞」(使役表現)になります。ここでは、make, let  を使った表現を見てみましょう。


文型=主語使役動詞(make, let)目的語動詞原形

Makeを使う場合=「~に・・・させる」
(無理やり~させる)という意味になり、強制の意味が強い

He made his children wash the dishes.
彼は子供たちに無理やり皿を洗わせた。

Letを使う場合=「~にさせる」
((望みどおり)~させてあげる)という許可・放任の意味になる

Let him go at once.
すぐに彼を行かせてあげなさい。

※強制力はmakeの方が強くなりますので、使用する際には注意が必要です。

使役表現の基礎として、今回は覚えましょう!

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2010-11-18

中学英文法での不定詞17

To の付かない不定詞
今まで確認してきた不定詞ですが、必ず「to+動詞原形」の形でした。
それと1つ今回は「動詞原形」をそのまま使う不定詞もありますので確認してみたいと思います。

知覚動詞と不定詞
see, look at, watch, hear, listen to, feel, notice, observe

などが人の感覚に関わる動詞=知覚動詞と呼びます。

文型例
主語+hear+目的語動詞原形
「A(目的語)B(動詞原形)するのを聞く」

という意味合いをこの文型で言い表すことができます。

例文でいろいろ確認しましょう
I saw him go out.
彼が出て行くのを見た。

I felt the whole house shake.
私は家全体が揺れるのを感じた。

I heard my father call me.
私は父親が私を呼ぶのを聞いた。

上に挙げたその他の動詞も例文などを探してみてください。
日常的な表現ですので是非覚えましょう!!

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2010-11-08

中学英文法での不定詞16

不定詞の語法 too ~ to do


中学の英語の授業で出てきた表現です。これは
最初のtooが副詞で「あまりにも~すぎる」という意味があり後ろにto不定詞を置いて、「とても~なので・・・できない」という日本語訳になることを学んだ方も多いと思います(私もその一人です)。

ただしこれだと英文は肯定文なのに、日本語訳は否定文。。。なんかおかしな感じもあると思います。

直訳すると、「あまりにも~すぎる、doするには」という意味が基にあって「doするにはあまりにも~しすぎる」となり、日本語で自然な「とても~なので・・・できない」に変わるという変遷になります。肯定・否定でシックリこない方は直訳してみてください

例文で練習
He was too tired to stand up straight.(形容詞)
彼はとても疲れていたので、しっかり立ってられなかった。

It was snowing too heavily to go out.(副詞)
雪がとても激しく降っていたので、外出できなかった。

こんな例もあります。
This book is difficult for my child to read.
この本はうちの子が読むにはむずかしい。

この場合は、my childreadの主語になっている。=意味上の主語

せっかくですから「意味上の主語」の例文も併せて覚えてしまいましょう。

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2010-11-06

中学英文法での不定詞15

疑問詞+不定詞のつづき


What (which, who) to do
前回の続きでwhat, which, whoと不定詞でも意味を考えて見ましょう。

What to do   何を~したらよいか
Which to do どちらを~したらよいか
Who to do    だれに(を)~したらよいか

これらもhow to doなどと同じ働きを文中ではします。

例文で見ましょう
Please tell me what to do.
何をしたらよいのか教えてください。

I don’t know which to choose.
どちらを選べばよいか分からない

I can’t decide who to ask.
だれに頼むか決めることができない。

※ what, whichは後ろに名詞を付けて
which shoes to choose(どの靴を選ぶべきか)
what color to choose(どの色を選ぶべきか)

の形でも使えます。この時のwhat, whichは形容詞の働きをしています。

前回と合せて、「疑問詞+to do」もしっかり確認しましょう

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2010-11-05

中学英文法での不定詞14

疑問詞+不定詞  how (when, where) to do

不定詞の前に上に挙げたような疑問詞が付く形で一定の意味を持った名詞の固まりになります。どんな意味を出せるのかちょっと見てみましょう。

今回は
How to do  「どのように~したら良いか、~する方法」
When to do  「いつ~したら良いのか、すべきか」
Where to do 「どこに(で)~したらよいか、すべきか」

たとえば、
How to swim「どのように泳いだらいいのか、泳ぎ方」というような名詞の固まりになります。そうすると文章の中で

I don’t know how to swim.
私は知らない  泳ぎ方を

というような形で組み込むことができます。

例文
She wants to learn how to ride a bicycle.
彼女は自転車の乗り方を習いたい。

He asked her when to visit John.
彼はいつジョンを訪れたらよいか彼女に尋ねた。

Could you tell me where to eat dinner?
どこで夕食をとったらいいか教えてください。

これらも不定詞を使った日常的な表現方法になります。是非覚えておきましょう。

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2010-10-29

中学英文法での不定詞13

不定詞の否定形


不定詞も動詞の感覚がもちろんありますので、否定の形も存在します。

not to do の語順になります。
Notは必ずto doのすぐ前に付けるので間違わないこと!

「文全体を否定する場合」「不定詞の部分を否定する場合」notを付ける位置が意味的に異なってきますので注意が必要です。

例えば
He did not tell me to study hard. (文全体否定)
彼は私に、一生懸命勉強しろとは、言わなかった

He told me not to study hard. (不定詞否定)
彼は私に、一生懸命勉強しないように、と言った。

※何を言いたいのかでしっかり区別を付けてください。

Try not to miss the last train.
最終電車に乗り遅れないようにしなさい

I decided not to go to the museum.
その博物館に行かないことを決めた。

My mother told me not to open the door.
母は私にそのドアを開けてはいけない、と言った。

どの部分が否定されているのかしっかり意味を把握しましょう!

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2010-10-28

中学英文法での不定詞12

不定詞~ask, tell, allowなどと共に使う場合


依頼や命令などを表す動詞ask, tellのあとに「目的語+to do」
置く表現で

Ask 人+ to do 「人に~するように頼む」
Tell 人 +to do 「人に~するように言う」 という意味を出します。

Order, advise, allow, force なども同じ文型を取ります。

例文
I asked him to open the window.
私は、彼に窓を開けるように頼んだ。

His boss allowed him to take a leave of absence.
彼の上司は彼に休暇を取ることを認めた。

She told me to buy something to eat.
彼女は私に何か食べ物を買うように言った。

などなど、いろいろ例文がありますので、是非参考書などを
調べてみましょう。

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2010-10-27

中学英文法での不定詞11

不定詞 It ~of A to do.の構文


前回の「It ~for A to do.の構文」に似た表現で
“It ~of A to do.” の構文があります。

これは不定詞to do の動作をする人を、of A の形で示し、
前に来る形容詞が kind, wise, silly, generous, foolish
など 人の性質や態度を表す 場合に使われます。

「~するとは、Aは~(形容詞)です」の意味になります。

例文で確認しましょう
It is kind of you to invite me to the party this evening.
ご親切にも今夜はパーティーにお招きくださってありがとう。

It was foolish of you to believe her.
彼女を信じるとはあなたはおろかだった

※この構文は、性格や態度を表す“形容詞”がポイントです

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2010-10-26

中学英文法での不定詞10

不定詞 It ~for A to do.の構文


前回It ~ to doの構文でしたが、今回は
It ~ to doにfor A が加わった形で「Aがdoすることは~だ」「doすることはAにとって~だ」の意味を出します。

例えば
It is easy  for her  to write a letter in English.
(英語で手紙を書くことは  彼女にとって  簡単です)

不定詞はto doということなので元々動詞になります。ですのでその動作をする主語があるわけです。それをfor Aという形で文型に入れます。これを「意味上の主語」と呼びます。

ちょっと比べてみましょう
1.It is easy        to write a letter in English.
2.It is easy  for her   to write a letter in English.

1.英語で手紙を書くことは簡単だ

2.英語で手紙を書くことは 彼女にとって 簡単だ。

1の文にはfor Aがないので、「誰にとって」というよりは一般的に、もしくは話者にとってという感じになりますが、2の文では「彼女にとって」ということではっきりしています。不定詞の動作を誰がするのかをはっきりさせたい時にこの文型になります

例文
It is fun for him to learn English.
(英語を学ぶことは彼にとって楽しいことだ。)
It is difficult for John to make a speech in front of many people.
たくさんの人の前でスピーチすることはジョンにとって難しいことです。

不定詞to doの動作主が誰かを掴みましょう。

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2010-10-21

中学英文法での不定詞9

不定詞 ~ It ~~~ to do.の構文
「~すること」という意味になる不定詞(名詞的用法)で、to doで作ったかたまりが文章の中で主語になる場合、よく、主語の位置にitを置き、to doの部分は後ろに回します

これは主語の部分が頭でっかちになるので、それを嫌ってこのような文型になります。例文で実際に確認しましょう。

「英語を勉強することは難しい。」という文を
英文にすると下のように言えます。

To learn English is difficult.

これだと主語の部分が長くなってしまうので

To learn English →→→→

   ↓              ↓
   It      is difficult to learn English.

という文型にします。

この時に
It=仮の主語になり
To learn English=文章全体の主語=真の主語になります。

例文
It is easy to ride a bike.
自転車にのることは簡単だ

It is fun to play baseball.
野球をするのはたのしい。

この感覚を覚えておきましょう。

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2010-10-20

10月のTOEIC(R)公開テストも近づいて。。。

TOEIC(R)雑感8


久々のTOEIC雑感ですが、公開テスト直前ということで。。。
今回10月31日(日)にTOEIC(R)公開テストが行われますが、2週間を切ってテスト直前対策に何をすればいいのかということについて、個人的な見解になりますが、綴っていきたいと思います。

まず、一般的にも言われていることとは思いますが、できるだけ多くの時間英語に触れるように心掛けることでしょう。その際、音声で触れる読み物で触れる、という2種類を心掛けてください。社会人の方はやはり仕事がどうしても中心にならざるを得ないですから、まとまった時間が取りにくいことと思います。そんな時にちょっとした時間を使ってこの2種類を交互にするといいと思います。

その際に
1.リスニング対策
パート3、4にウエイトをおいてみるのも1つの手だと思います。練習問題を使って設問を先読みして音声を聞き答える予測する練習をしておくと、本番でもそのリズムがつかみやすいと思います。この時に今まで聴いてきた音声教材を使って完璧に分かるまで繰り返しやる、を心掛けてください。2,3日前にはパート1、2の練習も同じ方法でしっかり入れることも付け加えておきます。

2.リーディング対策
これも色々な対策法があり、出し尽くされている感もありますが、私がお薦めするのは、今まで使ってきた対策教材を使用し、なるべく速読をしながら復習することです。テスト本番はパート5、6を含めて全体的に“早く読む”ことは必須になりますので、できるだけ前から後ろへ読み進む感じで練習してみましょう。パート5の穴埋め問題は、できるだけ多くの問題に触れておきましょう。インターネット上でも無料で練習できるサイトがありますので時間を見つけてなるべく1問20秒を目指して練習してみてください。

後は公開テスト当日、すっきりした頭でリラックスして試験に臨めるか、ということになるのであと少しですが、皆さんお互いに頑張りましょう!

個人的な見解でしたが、いかがでしょうか。。。

2010-10-16

中学英文法での不定詞8

不定詞~中学基礎編8


副詞的用法3


不定詞の副詞的用法ですが、前2回で紹介した「目的」「原因」の意味が多く使われるのですが、併せてもう少し違った意味もあるのでちょっとご紹介だけします。

まず
「結果」の意味
(~してその結果)~となる、~とする  の意味を出します。

ちょっと例文で確認しましょう

She grew up to be a teacher.
彼女は成長して、先生になった

「結果」の意味と「目的」は間違えやすいので注意が必要です。文脈から判断することになりますが、ここでは「先生になるために、成長した」だと不自然になります。

そしてもう1つ
主に判断を示す形容詞を修飾して
~するのに(が)~だ  の意味を出します。

これも実際に例文で
The window is difficult to open.
その窓は開けるのが難しい

※この意味では、difficult, hard, easy, などの形容詞が使われます。

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2010-10-15

中学英文法での不定詞7

不定詞~中学基礎編7

副詞的用法2


前回は、不定詞の副詞的用法で「理由」の意味を出す表現を紹介しましたが、今回はもう1つの「原因」の意味を出す表現について説明します。

(2)原因=「~して、なので」
この意味で不定詞が使われる場合、感情を表す形容詞「うれしい、悲しい、驚く...etc」と一緒に使い、その感情が起こった原因をto doを使って表します。
「~してうれしい」とか「~しておどろいた」などといった表現です。

主語+be動詞+形容詞+to do
という形で言い表していきます。

これは日常的な表現にもなるので例文で是非感覚を掴んでください。

例文
He was happy to see you.
彼はあなたに会えてよろこんだ

She was surprised to hear that.
彼女はそれを聞いて驚いた

We were glad to get your letter last week.
先週あなたの手紙を受け取って、うれしかった

I am sorry to hear that your mother is sick.
お母様がご病気だそうで、お気の毒に思っております

などなど、まだまだたくさんありますが、これはいろいろと実際にも使えそうですね。是非これらの例文を思えて感覚をつけましょう。

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2010-10-09

中学英文法での不定詞6

不定詞~中学基礎編6

副詞的用法1
これまで不定詞の名詞的用法・形容詞的用法と分けてみてきましたが、今回はもう1つの用法「副詞的用法」になります。

この副詞的用法は、動詞・形容詞・他の副詞を修飾するので、不定詞の副詞的用法と呼ばれ、いろいろな意味を表しますが

(1)目的=「~するために」
(2)原因=「~して、~なので」
主にこの2つの意味で使われる場合が多い。

今回はまず
(1)目的=「~するために」

これは1番と言って良いほど副詞的用法でよく使われます。

例えば
I went to the store to buy something to eat.
私は食べ物を買うためにその店に行った。

上の文で
その店に行った(went to the store)目的は、食べ物を買うため(to buy something to eat)ということになります。
もう少し例文を見ましょう
She came here to see John.
彼女はジョンに会うためにここに来た。

They went to the park to play soccer.
彼らはサッカーをするためにその公園に行った。

こんな感じになります。感覚がつかめましたでしょうか。日本語で考えても日常的にこのような表現はあると思いますので、例文をその意味とともに覚えてしまいましょう。


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2010-10-07

中学英文法での不定詞5

不定詞~中学基礎編5


形容詞的用法3


中学英語レベルの不定詞の形容詞的用法でもう1つ押さえておきたい事項があります。

“不定詞+前置詞の形”

例えば
A book to read 読むべき本)という不定詞の表現があります。

これは
Read a book が元となっていて、動詞readはすぐ後に目的語が来る他動詞になるので
A book to read だけになります。

一方で
A house to live in住むための家)という不定詞の表現もあります。

これは
Live in a house が元となっていて、動詞liveは前置詞inを入れて目的語を置く自動詞になるので
A house to live in という表現になるのです。

ちょっと例文で見てみましょう
He has many friends to play with.=play with many friends
彼には一緒に遊ぶ友達がたくさんいる

I have nothing to talk about.=talk about nothing
私には話すべきことが何もない

こんな感じに実際はなります。
なかなか簡単には覚えられないかもしれませんが、基礎編形容詞的用法の1つとして覚えておいてください。

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2010-10-05

中学英文法での不定詞4

不定詞~中学基礎編4


形容詞的用法2

前回は形容詞的用法の基本的な考えかたを確認しました。今回はそれを踏まえてちょっと応用表現になります。形容詞的用法には変わりません。

Something, anything, nothingなどの単語を不定詞で修飾するとちょうど日本語で「何か~するためのもの」というような表現ができます。

実際の文でちょっと感覚をつかみましょう。

例えば、「わたしは何か飲むものがほしい」という時、「何か飲むもの」という言い方をしますが、
これが英語で=something to drink

となります。「飲むための何か」というのが直訳で「何か飲み物」という感じになります。

ですから
「わたしは何か飲むものがほしい」
=I want something to drink.
という感じになります。

もう少し応用で、例えば日本語で「何か冷たい飲み物」という言い方があると思います。これも上の表現の応用で言い表すことができます。

「何か冷たい飲み物」 something +形容詞 +to do
=something cold to drink

なので、
「私は何か冷たい飲み物がほしい」と言いたい場合は
=I want something cold to drink.

となりますので、前回と合せて不定詞の形容詞的用法
として覚えておきましょう。

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2010-10-01

中学英文法での不定詞3

不定詞~中学基礎編3

形容詞的用法「~するための」
前回はまず1つ目の用法、名詞的用法「~すること」、を確認しました。今回は2つ目の用法、形容詞的用法「~するための」「~する、するべき」です。


形容詞的用法ということになっていますが、これはto + do動詞原形で前に置かれている名詞を説明するので、名詞を説明する=形容詞的用法 といわれています。

例えば
Time to go home (帰宅する時間

Place to visit (訪問する場所


という語順になります。

例文でしっかり確認

I have no money to buy food.
私には食べ物を買うお金がない

Money to buy food で「食べ物を買うための お金」それがnoですから、ないよと言っています。

もう1つ

He was the first person to come to the party.
彼が最初にパーティーにやってきた人だった

The first person to come to the party で「パーティーにやってきた人」the firstもついていますので「最初にやってきたひと」になっています。

日本語と語順が逆で、英語は 名詞不定詞・形容詞的用法 の語順になりますので例文などでその違いをしっかり判断できるようにしましょう。

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2010-09-25

TOEIC(R)雑感7

TOEIC(R)とスピード、情報保持能力


以前にも何度か書いてみましたが、TOEICの試験では速読力が非常に必要になります。それはリーディング・パートに限らずリスニング・パートでも必要になります。特にPart3、Part4では設問と選択肢を先読みして流れてくる会話なり、ナレーションを待ち構えているとやはり正答率が違ってきます。

やはり先読みしてある程度以上問題を把握して待ち構えながら聞くことができれば、心に余裕ができ正解を探しながら聞くことができミスも少なくなります(このあたりのことはTOEIC攻略本などでもっと詳しく出ていると思います)。実際自分でTOEICを受験する時もこれは実感します。

そしてもう1つが、できるだけ先読みしたものを頭の中に残しておくことです。設問などをザッーと読んで意味も解るんだけどすぐに忘れてしまってはしょうがない、設問内容、選択肢内の情報を頭の中にできるだけ保持する能力があると尚更正解の選択肢をすばやく探し出すことができるというわけです。

『速読力=スピード』『情報保持能力』、なかなか難しい2つの項目ですが、後者のほうは英語の学習ではなくても日頃から何か聞いたものを少し頭の中に情報として残しておくようなトレーニングをするのも1つかと思います老化防止にも良いかも(笑)!! 『速読力』についてはいろいろTOEIC攻略関係の本などに書かれていると思いますので一番自分にあった方法を取り入れることをお勧めします。少なくとも言えることはTOEIC高得点と上級者になるには『多読』は必ず必要になるということですかね。。。

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2010-09-21

中学英文法での不定詞2

不定詞~中学基礎編2


前回は不定詞に関する一通りの説明でした。今回から英語の不定詞を使ってどんな表現ができるのか、不定詞の用法を中心に見ていきましょう。

*名詞的用法「~すること」

簡単に言うと、動詞を名詞と同じ働きにするということです。日本語では動詞の後ろに「こと」とつけるとその働きになりますが、
英語では
To + 動詞原形 という形になります。

不定詞・名詞的用法の働き
[to + 動詞原形]で名詞と同じ扱いになり、文章の中では、主語・目的語・補語 になります。

例文で確認

1.主語になる場合

To play soccer is difficult.
〈サッカーをすることは難しい〉

サッカーをする、そのことが難しい、という形で動作を含めて主語になっています。

2.目的語になる場合
I like to have lunch with him.
〈私は彼と一緒に昼食を食べることが好きです〉

昼食を食べる、そのことが、好むという動作の対象〈目的〉になっています。

3.補語になる場合
My job is to teach English.
〈私の仕事は英語を教えることです〉

私の仕事(主語)、を説明しているのがto teach~の部分になっています。

まず英語の不定詞の働きの1つ目、名詞的用法になります。日本語訳と比較しながらこれらの例文を覚えてしまいましょう。

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2010-09-18

中学英文法での不定詞1

不定詞~中学基礎編1

これまで何回か、基本的な英文を作るためのルールみたいなことを確認してきましたが、今回からしばらく中学校の英語の授業で学ぶ範囲での文法・語法事項が続きます。今回は皆さんも聞いたことのある『不定詞』の用法からです。

まずは中学レベルで学ぶ範囲ですので、不定詞の基礎を中心にしたいと思います。

不定詞の形: to + 動詞の原形
例:to go, to eat, to have, etc…

不定詞の意味
不定詞は形は同じでも表す意味がいろいろあります。

1.名詞的用法「~すること」
2.形容詞的用法「~するための、~するべき」
3.副詞的用法「~するために」

日本語で考えても「~することは大事だ」とか「~するための時間」とか「~するために、そこへ行った」というような表現は普通にすると思います。なんか動詞の語尾を変化させて文を修飾するような表現をします。そのような表現方法が英語にもあり、この「不定詞」を使って表すことができますよ、ということです。

個々に詳しく確認していきますが、簡単に例文を見て感覚をちょっとつけましょう。
日本語訳をみてもごく一般的な表現になっています。

1.名詞的用法「~すること」
To speak English is not easy.
英語を話すこと は簡単ではない〉

2.形容詞的用法(~するための、~するべき)
I have some time to read the book.
〈私は その本を読むための 時間が少しある〉

3.副詞的用法(~するために)
I went to the library to do my homework.
〈私は 宿題をするために その図書館へ行った〉

日本語ではそれぞれ表現方法が違うのに、英語では
{to +動詞の原形}という一定の形ですべてまかなって
しまえるので解り難い方がいるかもしれませんが、
例文と共に覚えてしまえば定着できますよ!!

これらを基にして、次回から個々に確認していきます。


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2010-09-16

文の種類・単文・重文・複文

基礎文法~文の構造

前回まで基本の5文型を確認してきました。これが英文の基本になって読解力や聴解力の上達、英文を作る際の語順に気を付ける、などなど、様々なことに役立つものとなります。

これらを踏まえて今回は、『文の構造』ということで、中学校の英語でも全学年を通じて徐々に簡単な文~複雑な文章を学んでいきます。

英文には、〈主部+述部〉(完全な文)が1つだけの文(単文)と、接続詞などを使って2つ(以上)の文を結びつけたものがあります。

2つ以上の〈主部+述部〉を持った文は、接続詞などの種類によって、重文・複文に分かれます。

単文=〈主部+述部〉が1つだけの文

重文=and, but,などの接続詞で文が繋がっている。
(主部+述部)+and, butなどの接続詞+(主部+述部)
※繋がれているそれぞれの文は文法上対等な関係になる

複文=when, because, thoughなどの接続詞で文が繋がっている
(主部+述部)+when, because, thoughなどの接続詞+(主部+述部)
※一番主になる文に、whenなどの接続詞で作られている文が従属(詳しく説明している)していて、主+従の関係になっています。

例文でそれぞれを確認してみましょう

単文例
She ran to the station.
(彼女は駅に走っていった)
(主部+述部)1つだけ

重文例
She is young, but she is a very good teacher.
(彼女は若いが、とても良い先生です)
(主部+述部)but(主部+述部)対等関係

複文例
When he arrived home, it was quite dark.
(彼が家に着いたときは、すっかり暗くなっていた)
When(主部+述部)=従属,(主部+述部)=主節

注目!!
実際話す時、書く時など、日本語で考えても、簡単な文よりはここで示した重文や複文を用いるときの方が多いと思います。やはり英語でもより複雑なことを話す時には頻繁に重文・複文を使用しますので感覚をつかみましょう!

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2010-09-14

5文型のはなし6

基礎5文型のはなし~第5文型


今回は最後に残りました第5文型の説明しなります。

この文型は
第5文型=主語動詞目的語補語 の組み合わせになります。

この文型は、動詞の後に目的語 と 補語 が続きます。

注目点!!
この文型では、動詞は、その動作の対象になる目的語だけでは文章の意味が未完結で、目的語を説明する補語を必要とします。

例えば
My father named the dog ‘Pochi.’

目的語のthe dogまでだと(SVO)、「私の父はその犬を名づけた」で、「なんと名づけた」かが解りません。補語の働きをする’Pochi’を加えて初めて「私の父はその犬を’ポチ’と名づけた」となり、しっかり意味のある文になります。

この文型でよく使う動詞には

Call(~を…と呼ぶ), name(~を…と名づける), make(~を…にする), think(~を…と思う), find(~を…と分かる), keep(~を…にしておく), leave(~を…のままにしておく) などが中学校で習います。

第5文型の例文をもう少し

They call him Bob.
(彼らは彼をボブと呼んでいる)

We found the book interesting.
(私たちはその本が面白いと分かった)

『動詞の後に来る目的語をもう少し説明しないと文がしっくりこない文型。。。それが第5文型ということになります。』

まずこの基本を覚えましょう。

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2010-09-13

5文型のはなし5

基礎5文型のはなし~第4文型

今回は第4文型の説明になります。

第4文型=主語動詞目的語目的語 の組み合わせになります。

この場合目的語が2つということになります。

~に ~を あげる」というような日本語の表現がありますが、これが英語になると今回確認する第4文型を使って表現できます。

「~に」=主に人を表す言葉
「~を」=主に物を表す言葉

この文型を使う動詞はおおよそ2つのグループに分けられます。

(1)Giveタイプ
Give, tell, teach, send, lend, show, bring, write など

例文
My mother gave me a watch.
(母は私に時計をくれた)

(2)Buyタイプ
Buy, make, get, choose, cook, bake, など

例文
John bought Sue a car.
(ジョンはメアリーに車をかってあげました)

そして、この2つのタイプはそれぞれ語順を換えて表現することもできます。
たとえば

Giveタイプで
He showed me a beautiful picture.
He showed a beautiful picture to me.
(彼は私に美しい絵を見せてくれた)

Buyタイプで
My mother bought me a ball.
My mother bought a ball for me.
(母は私にボールを買った)

それぞれ上記のような言い回しになります。giveタイプ、buyタイプで使用する前置詞が違いますのでまとめます。

Giveタイプ=to
Buyタイプ=for

注目!!
※ すべてこの言いかえができるとは限りません、場合によっては言い換えてしまうと意味がしっかり  と出ない表現もありますので、数学の方程式のようはいきません。それはちょっと頭の片隅に入れて おいてください。

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2010-09-10

5文型のはなし4

基礎5文型のはなし~第3文型


前回は第2文型の説明でしたが、今回は次の第3文型に移ります。

第3文型=主語動詞目的語 の組み合わせになります。

目的語とは?=動詞の動作の対象になる言葉

名詞、代名詞、名詞と同じ働きをする語句 がこれにあたります。

この第3文型は、動詞の後ろに直接、目的語を置く文型になります。
例えば

I have a pen.(私は1本のペンを持っている)

という英文があるとします。仮にI haveだけだと、何か情報が欠けているような感じがします。Have(持つ)動作の対象をちゃんと言わないと文が成り立たない、そのような時に動詞の直後にその動作(持つ)の対象(この場合a pen)をおきます。これが第3文型の考え方の1つになります。

例文
He enjoyed the film.
(彼はその映画を楽しみました)

She read a book last night.
(彼女は昨晩本を読みました)

上の2つの例文も、
enjoyする直接の対象(目的語=the film)
readする直接の対象(目的語=a book)

それぞれ必要になります。

こんな考え方で英文を見た時に、動作の対象が必要になる、ならないを考えてみるのも理解を深める一助になると思います。

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2010-09-09

5文型のはなし3

基礎5文型のはなし~第2文型


前回は英語の5文型で、第1文型について綴りましたが、今回は第2文型になります。

第2文型=主語動詞+補語の組み合わせになります。

例文で見てみると
She is happy.
(彼女は幸せです)

John is a teacher.
(ジョンは先生です)

ここでまず補語についてですが

補語=主語の性質、状態、様態などを言い表します。
なので名詞・代名詞・形容詞が使われます。

上の2つの文を見てみると、isのように、それだけでは文の意味が完結しないのでそれを補う補語を必要とする言い方になります。

ここでの補語は、文の主語を説明しています。

補語を必要とする動詞の分類

1. Be動詞に類する動詞=ある状態である
look, seem, keep, smell などがこの部類になります。状態の部分が強調されています。

He looks young.
(彼は若く見える)

It smells awful.
(すごい匂いがする)

2. Becomeに類する動詞=ある状態になる
grow, get, turn などがこの部類になります。変化して何かの状態になっているさまが強調されています。

My brother became a doctor.
(私の兄は医者になった)

It’s getting cold.
(寒くなってきた)

is とかareなどのbe動詞は割と解り易いですがその他の一般動詞でもこの文型になるものがありますので、中学英語の範囲ということでここまではしっかり覚えましょう。

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2010-09-08

5文型のはなし2

基礎5文型のはなし2

前回は説明のみになってしまいましたので、今回は例文を見ながら英語の文型の確認を順々にしたいと思います。


英語には5つの文型があるのは習った思い出があると思います。

1.第1文型主語動詞
2.第2文型主語動詞補語
3.第3文型主語動詞目的語
4.第4文型主語動詞目的語目的語
5.第5文型主語動詞目的語補語

という5種類になります。

まず、
第1文型ですが、主語+動詞の組み合わせになるので、walk(歩く)、sing(歌う)などのように、それだけで意味が完結することになります。

例えば
John walks slowly.
(ジョンはゆっくり歩きます)

この場合、主語+動詞(John walks)だけで文の要素は第1文型と決まりますが、実際にはslowly(副詞)のように、文の構成要素には入りませんが内容をさらに細かく説明する修飾語句が付くことのほうが多くなります。

次の文も修飾語句がありますが第1文型になります。

Some birds fly in the sky.
(何羽かの鳥が空を飛んでいる)

「鳥が飛ぶ」だけでも、主語+動詞 で意味としては完結しますが、上の文のようにin the sky という修飾する語句も入っている場合が多いので、文の構成要素(主語、動詞、目的語、補語)をこの単元を通してしっかり覚えてしまいましょう。

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2010-09-07

5文型のはなし1

基礎5文型のはなし1


『5文型』という言葉は中学や高校などの英語の時間で習った記憶があるのではないでしょうか。

普通1つのまとまった意味を表すものを分といいますが、その分がどのような語を骨組みにして造られているのか、その骨組みとなる単語の組み立てを文型と呼びます。そして5文型ですから、5種類の組み立て方があるということになります。

この組み立て方にこだわる理由として考えられるのが、英語は日本語とは違い助詞が発達していないため勝手に単語を並べただけでは文章としてちゃんと意味を出すことができません、日本語は単語の後に助詞(~は、~に、~を)などを付けることによって文の中での働きが決まり語順をあまり気にすることなく意味を持った文章が作れます。

英語はその発達していないのを、語順をルール化することによって文章として意味を出さざるを得ないわけです。そこで考え出されたのがこの『5文型』になるということです。ただし、副詞や前置詞を使った修飾語句なども文には付きますので実際はもっと複雑になる場合も多いと思います。

この5文型については、役に立つ・役に立たない諸説言われていますので、ここでは文法用語を中心にできるだけ簡単に確認したいと思います。

もちろん、基本的な英語の語順は、上に書いた理由の通り、しっかり覚えてください。

文の要素としてカウントするもの

主語=文章の主題になる言葉 「動作をする人や物」「ある状態である人や物」

述語動詞=文字通り「動作」になります。

目的語=動詞の動作の対象になる言葉

補語=主語や目的語の性質などを説明する言葉

まずこれだけは覚えておきましょう。次回は例文で文型確認です。

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2010-09-03

TOEIC(R)雑感6

TOEIC(R)と単語

これまでは文法との関連で書いてきましたが、今回は単語についてちょっと考えを述べてみたいと思います。
もちろん英語の試験ですので、単語はできるだけ知っているほうが有利になることは皆さんもご承知の通りだと思います。文法だけ分かっていて単語数が少なすぎても文章を理解できない、単語数が多くて文法が不十分でもしっかり文章の意味理解ができない、この2つは両輪のようなもので文法理解がされ単語数が多ければ、速読力も上がり正解率も上がっていくといった具合です。

ではどのような単語が必要かということですが、一般にTOEICテストは、ビジネスに関する英語という認識でビジネス英単語に目が注がれているような感じもありますが、個人的には一般的な基本単語はまずしっかり押さえておく必要があると考えています。大学受験用までとは言いませんが、少なくとも英検の2級レベルの英単語(高校卒業レベル)はしっかりベースとして解っておいた方が良いと思われます。ビジネスといえども普通に英語が使用されているわけですから、大部分はいわゆる普通に使われている言葉で、それに各ビジネスシーンでの専門用語が加わってくることになるのだと思います。

もちろん試験が迫っているとどうしてもビジネス用語などに目がいってしまいがちですが、基礎的な単語もしっかり覚えていきましょう。実際に英語を使用する場合にも必ず役に立ちます。

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2010-09-02

助動詞の基礎~中学文法編 must

『確信の度合い』でもう1つ今回は助動詞を確認しましょう。

今回の助動詞は=mustになります。

Must=強制力が働いてほかに選択肢がない、という状況になります。

その意味から動詞を補助する意味として

「~しなければならない」(強い義務、必要)
「(否定文で)~してはいけない」(禁止)

といった意味を出します。

そして、確信の度合いが強いことから、mayとは違って

「~にちがいない」(強い推量)を表します。


ではそれぞれ例文で見てみましょう。

1.「~しなければならない」
I must wash the dishes after dinner.
(私は夕食後にお皿を洗わなければならない)

2.「~してはいけない」
You must use a cell phone in the train.
(あなたは電車の中で携帯電話を使用してはいけない)

3.「~にちがいない」
That must be true.
(それは本当に違いない)

注意点!!
Must I go with you?
(一緒に行かないといけませんか)

※Must I ~?での問いに、「~する必要はないです」と答えたい場合は

Must notは×で

No, you don’t have to.
(いいえ、その必要はありません)

Don’t have to などを使います。

前回のmayと比較しながら確認しなおしましょう!

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2010-09-01

助動詞の基礎~中学文法編 may

Mayの用法


今回は助動詞mayの用法について説明します。前に書きましたが、助動詞は動詞=動作の補助になります。そして今回のmayは

「ある動作・行為をしてもいいし、しなくてもいい」という状況を表します。

そこから、まず「許可」を表す意味が出ます。
よく許可を求める形で使われたりします。

例文
May I use this pen?
(このペンを使ってもいいですか?)

こんな感じでへりくだった感じを出し、許可を求める質問になります。

ここで。。。答え方の注意!!

Yes, you may.(許可を与える場合)
No, you may not.(否定する場合)

という答え方がありますが、少し上から目線の答え方になるので、注意が必要です。

許可を与える時には
Sure.(はい)とか Yes, of course.(はい、もちろん)

許可を与えない時は=否定する時
No, you can’t.(すみませんがだめです)

などを使います。

もう1つ、mayは確信の度合いを言う意味も持っています。
mayの場合は、「判断にいろいろな選択肢がある」意味合いが強くなりますので、

推量「~かもしれない」となります。

例文だと
She may come here or may not.
(彼女はここに来るかもしれないし、来ないかもしれない)

という感じになります。前回のcanの用法と併せて確認しなおしましょう。

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2010-08-31

TOEIC(R)雑感 5

TOEIC(R)と英語の発音


生徒の方々から一番質問を受けるのが今回の話題です、「どうしたら発音が上手くなりますか?(ネイティブスピーカーのように)」

なかなか難しい質問なのですが、「慌てないでじっくり取り組んでください」と答えるようにしていました。

そもそも日本語の音英語の音は、皆さんお分かりの通り、かなり違う部分が多いです。日本語にない音が母音にも子音にもあり、その音を単体で発音するのもなかなか上手くいかないという経験をどなたもお持ちだと思います。
仮にRの発音とか、日本語にはない曖昧音の母音などができるようになっても、英文で何か文章を言おうとした時にはタドタドしくなってしまい上手くいかない、こんな感じかもしれません。

自分自身の母語が確立されていると、母語の音の範囲で外国語の音も処理しようとする、ということを書物で読んだことがあります。日本語が確立していると、その音で英語を処理しようとするので聞き取れない音が出てきてしまうことになります。

個人的な見解ですが、個々の発音、単語の発音はしっかり発音本などを使って違いを意識しながら練習すればある程度の時間でできるようになってくると思います。ただ「発音が上手くなりたい」=「ネイティブスピーカーのような発音で英語を話したい」というのが正確な希望だと思いますので、そうすると、一筋縄ではいかないと思います。

単語レベルではできていても単語が連なってできている英語の文章になると音が重なったり・繋がったりということが発生して上手く発音ができなくなる、そしてもう1つ重要なのが、まだ英語のレベルが低く、自分の言いたいことが英語としてぶつ切りでしか口から出てこないとやはり発音もタドタドしくなってしまいます。

私個人的にはこれが発音上達の1番のポイントと思っていますが、英文が口からスラスラと出てくることと、英語の発音が上達するのとは比例関係にあり、英文が滑らかに出てくるようになると発音も滑らかに出て自然なものになってきます。ですので、初めから発音を仕上げてほかの要素を学習というわけではなく(もちろん初めから気にすることはいいことです)、英語が上手く話せるようになるにしたがって発音も上手くなっていく、というprocessをたどると考えます。
したがって、はやる気を抑えて、まずは英文生成力を付ける、同時に発音の基礎は練習する、英文が流暢に口から出るようになった実感を持ったら発音も気をつけてみる、ということでもしっかり上達します。このような過程を辿るということを心に留めながら焦らないことです!!

下に発音練習の1例を挙げてみます、もちろん皆さん全員に当てはまるとは思いませんが、トライしてみる価値はあるのでは・・・・

1. 発音に関する練習本を購入し、舌の位置や唇の形などに注意をしながらまずは単体でしっかり音が出せるようにこまめに練習する。(できるだけ同じ音が出るように真似をすることを心がけてください)

2. それができるようになってきたら、『ラジオ英会話』くらいの割と短文で対話式のスキットを使ってテープを聴きながらそれに合せて今度は文章で真似る練習をします(シャドーイング)。

3. これはテープの音と速さに100%ついていけるぐらいに練習してください、それと同時に文章の意味理解もしゃべりながら行います。

4. これを最低1年は欠かさず続けること。

※もちろんこの方法が絶対ではありませんが、ご興味のある方は試してみてください。

TOEICテストとの関係で言うと、

英語の発音が良くなることで→英語の音がしっかり取れるようになる→リスニング力がアップする→リスニング・パートで得点が上がる、ということが期待できます。

ですので、発音を良くしようというモティベーションは非常に良いことだと思います。ただし皆がみんな簡単に上手くなるようなものではないということはしっかり踏まえた上で、根気よく練習を続けてみてください。

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2010-08-28

助動詞の基本~中学文法編 can 2

前回は説明だけで終わってしまいましたので、今回は例文なども交えながら再度確認しましょう。


例文
I can buy a new car.
(私は新しい車を買うことができる)

この場合は、「お金も貯めたし、必要書類もあるし、いつでも買えるよ」という実現の可能性を持っていることを示しています。


「能力的に~できる」ということであれば

I can swim across the river.
(私はその川を泳いで渡ることができる)

実際に泳ぐことが問題になっているのではなく、川幅を眺めながら能力的に実現可能だと判断していることになります。


「事情が許せば~できる」ということであれば

I can go shopping if it doesn’t rain.
(雨が降らなければ、買い物に行くことができる)

天候の事情がよければ、という感じをつかんでください。


「許可」「依頼」「申し出」になると

You can open the door. (許可)
(ドアを開けていいですよ)

Can you open the door? (依頼)
(ドアを開けてくれませんか)

Can I open the door? (申し出)
(ドアを開けましょうか)


そしてもう1つ

That can’t be true.
(それは真実であるはずがない)

「~のはずがない」という「ありうる」の否定文でよく使われる表現になります。

助動詞は話し手の判断や態度を表しますので、簡単なようで侮れないところもあります、まずしっかり日本文と英文を比較しながら覚えなおしていきましょう!

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2010-08-27

TOEIC(R)試験雑感4

TOEIC(R)と英文法2


前回の続きでTOEICと英文法に関して綴りたいと思います。リーディング・パート、特にPart 5, 6について前回個人的な所見を述べさせていただきましたが、今回は英文法とPart 7について個人的な意見を述べてみたいと思います。このパートは簡単に言うと英文読解問題になるのですが、やはりここでも英文法は必要になってくると思います。

ある言語の文法は、その言語を文章として理解するために必要な一定のルールになります。英文法でいえば、一見英単語の羅列のようなセンテンスも実はその語順に一定のルールがあり、そのルールをしっかりと理解して脳に定着させ、英文を読んだ時に英語のルールに従い英文を意味理解していく作業が英文読解ということになります。もちろん始めのうちはこの意味理解も完全ではなく、何となく言っている事が解るという段階から徐々に具体的に解っていくという過程を通ることになります。

そしてTOEICテストのPart 7 に当てはめてみると、ここではかなりの速読力が高得点を狙うときに必要になります(どのTOEIC攻略本でもこのセリフを見かけます)。以前にも書きましたが、なんせ試験時間に制限がありますからこのパートでは1問にかけられる時間が1分足らずに成らざるを得ません。ですから1つの文章に3題設問があれば3分、5題設問があれば5分という単純計算になります。当然設問と選択肢を確認し、正解を探しながら文書を読む作業になり、したがってかなりの速読力が必要ということになります。

この速読も結局は文章読解力の基礎力がなければ出来るようになる筈がありません。そこで読解するための元になる力の1つが上に書いたように文法力、ということになるわけです。設問を解いている間に時間切れということを出来るだけ減らすためにも、まず目標としては高校までの基礎文法の再確認を心掛けましょう。

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2010-08-25

助動詞の基本~中学文法編 can 1

今回から英語の助動詞の基礎編に移ります。

助動詞とは、will, can, mayとかが典型的なものですが、話し手の判断や態度を表す表現方法の1つになります。ここでは中学英文法で習う範囲を意識しながら代表的なものを選んで綴ります。


読んで字のごとく、「動詞を手助けする語」で、特徴というと

1.『助動詞+動詞の原形』の形を取る。
2.3人称・単数・現在でも動詞にはsもしくはesを付けない。
3.否定文・疑問文の作り方はbe動詞の時と同じになる(後程例文で確認)。

といった感じになります。それでは何回かに分けて個々に見てみたいと思います。

Canの用法

「話し手の判断や態度」ということを書きましたが、canは、「実現可能だという判断」を示しています。「可能性の条件がしっかりあるから何かできる」といった感じでしょうか。その他「能力的に~できる」「事情が許せば~できる」などの意味を持っており、対話の中では、「許可」「依頼」「申し出」などの表現もできます。

そして、「~でありうる」という肯定文での意味もあり、これが否定文の場合「~のはずがない」という実現可能性の有無でそれぞれの意味合いが出ます。

ちょっと今回は説明ばかりになりましたが、まずはこんな意味があったんだと確認してください。次回に例文を提示しながら文章で意味を確認しなおしましょう。

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2010-08-24

進行形2~過去進行形

2.過去進行形:be動詞(過去)wasもしくはwere+動詞ing形


基本的には現在進行形を過去にシフトさせた意味合いになります。
まず代表的な意味としては、過去の一時点における進行中の出来事を表し「…している最中だった」という意味になります(現在進行形の過去バージョンのようですね)。

例文
John was looking for you.
(ジョンが探していたよ)

She was reading a book then.
(彼女はその時本を読んでいた)

過去進行形で実際に使われる時には、よく過去の一点を表すような語句、例えばThen, at that time, などが一緒に使われます。ちょっと覚えておきましょう。


※進行形の疑問文・否定文の作り方

これはbe動詞を使った疑問文・否定文と基本的には同じ作り方になります。例文でしっかり形を覚えましょう。

現在進行形の場合 例文=彼は今本を読んでいます

He is reading a book now. =肯定文

Is he reading a book now? =疑問文

He is not (isn’t) a book now. =否定文


過去進行形の場合(彼はその時本を読んでいました)

He was reading a book then. =肯定文

Was he reading a book then? =疑問文

He was not (wasn’t) reading a book then. =否定文

be動詞の変化がポイントです、しっかり暗記暗唱して覚えてしまいましょう!

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2010-08-20

進行形1~現在進行形

進行形 のはなし

時制の基礎、現在/過去/未来表現を確認しましたので、今回は英語の進行形の基礎を確認したいと思います。
ここでは、基本になる現在進行形・過去進行形について確認しましょう。

1.現在進行形:be動詞+動詞ing形

「今ここで何かが進行している状態にある」、という意味がまずあります。その他に、『連続した動作の未完』の意味から「今のところは~している」の一時的な動作「~するだろう、~する予定だ」の未来の表現などがある。

例文を見ながら使い方の確認をしてみましょう。
John is smoking outside.
(ジョンは外でタバコを吸っています)
タバコを吸っている動きが分かると思います。

She is writing a novel.
(彼女は小説を書いているんです)
このように一定期間に進行中の時にも使うことができます。

I am living in Tokyo.
(私は今{のところ}東京に住んでいます)
今しているを強調すると、{今のところは}という一時的な動作の意味になります。

I am leaving for Osaka tomorrow.
(明日、私は大阪にたつ予定です)
未来における働きを先取りしている意味合いになると、未来に関する表現になります。

そしてもうひとつ、alwaysなどの副詞を付けて(be+always+進行形)、「いつも~ばかりしている」という{困ったものだ}といった不快を表すこともできます。

She is always buying new dresses.
(彼女はいつも新しい服を買っているよ)

現在進行形に関してはこれらの意味があるということを意識において確認しなおしましょう。

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2010-08-18

時制の基礎・未来のはなし~be going to 2

Be going to で押さえておきたい意味


未来のはなしの基本としてもう1つ押さえておかないといけない表現がこのbe going toになります。
もともとの意味は「ある行動に向かって進行している」というイメージがあり、「行動」の部分が、toの後に来る動詞ということになります。

そこから意味が派生して
「~する予定になっている」「~するところ」など近い未来を表すことに使ったり、人が主語になる時などは「~するつもり」やyouが主語になる場合「あなたは~するんだ」などという強い意志の表現にもなります。

ちょっと例文で感覚をつかみましょう

a. 近い未来

She is just going to leave.
(彼女はちょうど出かけるところです)

It is going to rain.
(雨が降りそうです)

b. 主語の意志

I am going to call him.
(私は彼に電話をするつもりだ)

When are you going to buy a new car?
(あなたはいつ新しい車を買うつもりなんですか)

このような感じに使われることになります。「ある動作へ向かっている」という意味を考えながらこの表現が出てきた時にちょっと意識してみてください。

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2010-08-17

TOEIC試験雑感3

TOEIC(R)と英文法1


今回はTOEICテストと英文法というお題で書き綴っていきますが、英文法に関しては、このブログの『中学英文法』に考え方を綴っていますので参考にしていただきたいのですが、ここでは、TOEICとの絡みでこれがなぜ必要なのか、ちょっと雑感を述べてみたいと思います。

まず、英文法で直接的に関わるのがPart 5と6の文法・語彙・語法問題中心のパートになると思います。

この2つのパートで52問(リーディング問題の半分強)あり高得点を望むのであればほぼミスは許されないということが、TOEICのどの参考書にも書かれているくらいです、皆さんも見かけたことはあると思います。Part 5は短文空所補充、Part 6は長文空所補充問題で上記の通り「文法・語彙・語法」に関する知識を問うことになり、できるだけ瞬時に正解を導き出すことが最大の命題になります。

これをしようとする場合、もちろん試験のテクニックだけでことが済むわけではないのは察しがつくと思います。当然、ある程度以上はしっかりと英語を理解していなければ瞬時に正解を選ぶことは不可能に近いです。見て・読んでさっぱり分からない英文の正解をテクニックだけで全問正解、ちょっとあり得ないでしょう。ですから、しっかりと基礎英文法から応用までを一通り理解し、練習問題などを通して細かいその他の項目を押さえていくそして最終的に定着を図る、という一連の作業が必須になってくるのです。

文法・構文などのしっかりとした知識があれば多角的な判断材料が増え、問題を解く時間の短縮、より確実に正解を導き出す手引き、になるので、キッチリと理解しておくことが結果的に英語の実力自体のレベルアップに繋がり、またTOEICの得点を伸ばしていく鍵になると考えています。

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2010-08-16

時制の基礎・未来のはなし~will 1

未来のことを表現するには、前に少し書きましたが、動詞自体を変化
させるのではなく、現在時制や現在進行の形を使ってまず言い表せます。


そして、未来を想定する表現の場合、willやbe going toなどを使って表現
するのが典型的です。ここでは中学レベルでしっかり押えておかないと
いけないこの項目に関する文法事項を再確認して基礎を固めましょう。
未来のことなので事実はまだなく、予定や推量・推測など何かしら意味を
含むことになります。

(A)助動詞willを使った表現

a.「~するでしょう」の意味で、単なる未来を表す=現在における
  未来に対する推量・推測とも考えられます。

ちょっと例文でwillで出せる意味をつかみましょう!

It will be fine next Sunday.
「次の日曜日は晴れるでしょう」

He will go fishing tomorrow.
「彼は明日釣りに行くでしょう」


b.「~するつもりだ」の意味で、意思を表す

これは、普通の文では主語の意思を表し、疑問文では相手の
意思を尋ねる文になります。

疑問文の答え方もあわせてちょっと意味合いを確認しましょう。

(1)I (We) will ~.(主語は主に1人称(I, we))

I will go to the park this afternoon.
(私は今日の午後その公園に行くつもりです)

We will climb Mt. Takao this summer.
(私たちはこの夏高尾山に登るつもりです)

(2)Will you ~? 疑問文の場合

Will you help me?
(手伝ってもらえませんか)

Yes, I will. / All right. / I’m sorry I can’t.など
(はい、いいですよ/いいですよ/すみませんが、できません)

Will you have a cup of coffee?
(コーヒーはいかがですか?)

Yes, please. / No, thank you.など
(はい、お願いします/いいえ、けっこうです)

まずwillの使い方について基礎的な項目を確認いたしました。ここでは
あまり細かくなり過ぎず中学英語の基礎としてご理解ください。

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http://www.waseda-flc.ac.jp/

2010-08-13

TOEIC試験雑感2

TOEICと時間制限


ご存知の方も多いと思いますが、TOEIC(R)のテストは
Listening 100問45分、Reading 100問75分の計120分
(2時間)のテストになります。
Listeningに関しては、流れてくるアナウンスにしたがって
解答していきますので必ず120分のうちの45分間は
取られてしまいます。そうすると75分間で100問の
Reading問題をこなさなくてはいけないことになり、
これがこのテストの1つの難しさであると思います。

そして少しでも高得点を考えるのであれば、できるだけ多く
解答し、できるだけ多く正解することが必須になります。
しかもテスト中はそれほど時間に余裕があるということはなか
なかあることではないですから(見直しはなかなか難しい)、
正解の選択肢を選んでいかないといけない、ということになる
ので、英語に関する知識と解法テクニックがどうしても必要
になってくることになります。

それらについても、今後も徐々に内容を充実させていきたいと
考えていますが、まずは「しっかり基礎固め」を遠回りのようで
すが高得点を獲るのであれば一番確実で近道になるので
心掛けましょう。

早稲田外語専門学校
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2010-08-11

時制の基礎・過去

過去のことを言う場合に、英語では動詞自体を“過去形”に変化をさせて

表現します。

ここでは詳しくは説明いたしませんが、動詞の過去形には「規則変化」
「不規則変化」の2つの種類がありますので作り方は覚えなければなりません。

では
過去を表す文・・・過去形  を確認しましょう


過去形で言い表すことができるのは、過去に起こったことの
報告・過去の習慣的な動作・何かがなされた瞬間(過去の1点)
の描写などになります。


例文で感覚をつかみましょう
(1)過去に起こったことの報告
I ate some cake last night.
(わたしは昨晩ケーキを食べました)


(2)過去の習慣的な動作
She always did her homework after dinner.
(彼女はいつも夕飯の後に宿題をした)

この意味の場合には、always, usually, often, sometimes
などの副詞を伴うときが多いです。


(3)何かがなされた瞬間の描写

I got it!
(やった!)

「今なされた」何かをその瞬間に言い表す時の表現です。主に
do, find, make, get, say, hear)などの動詞が使われます。


この3つの意味を持つのがまず過去形の基本になりますので、
現在形同様、いろいろな過去形の文章に出くわした時にちょっと
どの意味になるのか考えてみるのもより一層の理解につながる
と思います。

2010-08-10

時制の基礎・現在2

今回は現在形の続きで、現在形で表せる意味の応用編です。


未来のことでも確定的な予定は現在形で言い表すことが
あります。
旅行や催し物のスケジュールなどがこの表現になりやすい
面があります。

 
例文で確認しましょう

I leave for America on Sunday.
(私は日曜日にアメリカへ出発します)

My sister goes to Kyushu this weekend.
(私の姉はこの週末に九州に行きます)

The game starts at 7 pm.
(その試合は午後7時に始まります)


確定的な事柄なのでこのような言い回しになります。
この他(come, arrive,)が使われます。文章の意味を考え
ながらこの表現方法も確認してください。

前回の基本的な現在形の用法と併せてまず最低限覚えておきましょう。

2010-08-09

TOEIC試験雑感1

英語が社内の公用語になる企業も出現する今日この頃、TOEIC(R)試験をはじめとする英語検定に対する需要もますます増えてくるように思われます。


「TOEICの得点だけ上がればいい!」という声を以前から良く聞くのですが、果たしてそのようなことが可能なのかといつも考えていました。もちろんその方の英語のレベルしだいなのですが、例えば、英語の学習が久しぶり、文法事項も曖昧、単語もすっかり忘れている、このような方が“点数を取るためだけの学習”というのはやはり物理的に無理があるように思います。基礎的な英語の学習・理解があって初めてTOEIC試験用の対策も生きてくると個人的には考えています。というのも、TOEIC(R)は英語ができる人・できない人も同じ試験を受けなければならないわけで、問題も一定以上のレベルになり、それなりの英語力を元々身に付けている人であればもちろん対応は可能でしょうが、初級レベルの方ですと、試験時間の制限なども考えると、対応しきれない現実だけがあることになります。遠回りのような感じもしますが、『千里の道も一歩から』しっかり基礎を固め、もちろん単語数はあればあるだけいいのでどんどん身に付けターゲットになる得点獲得を目指してください。

思い立ったが吉日!しっかりと計画を立ててご自身の英語力全体をアップさせるつもりでTOEIC試験の学習を積み重ねていってください。なるだけ役に立つような内容を私も心がけていきたいと考えています。

このラベルでは、TOEIC(R)試験に関しての個人的な雑感やさまざまな情報をお送りしたいと思います。

2010-04-22

中1レベル 英単語9

今回の中1レベル英単語ですが、アルファベットでLまできました。
単純計算で中1の教科書で習う英単語の半分ということになります。
単語のレベルとしてはごくごく基本的なものがやはり中心になって
いますので、英語辞書を引いてしっかり意味を把握しましょう。

前回の英語訳
1.hot (形)
 熱い  2.house (名)
 家
3.how (副)
 どのように、どのくらい  4.hundred (名) 百 (形)百の

5.hungry (形)
 お腹が空いた  6.iced (形)
 アイスの(飲み物)
7.in (前)
 ①~を身につけて、~を着て②(場所を表して)~に・~で
8.interested (形)
 興味を持った  9.interesting (形)
 面白い、興味がある
10.Internet 
(名)(theをつけて)インターネット  11.into (前)
 ~の中に
12.is (動)
 ~にいる、~にある(be動詞)  13.it (代)
 それ
14.its (代)
 それの  15.it’s 
 it isの短縮形
16.January (名)
 1月  17.Japan (名)
 日本
18.Japanese (名) 国語、日本語 (形)日本の  19.jazz (名)
ジャズ
20.jellyfish (名)
 くらげ


今回の英単語

1.juice (名)
2.July (名)
3.June (動) 
4.junior (形)
5.kill (動)
6.kind (形)
7.kiwi (名)
8.know (動)
9.large (形)
10.leaf (名)
11.learn (動)
12.leaves (名)
13.let's
14.letter (名)
15.library (名)
16. like (動)(前)
17.live (動)
18.London (名)
19.Los Angeles (名)
20.lot (名)

英単語の意味は上記のほかにもいろいろあります。
必ずご自身でも辞書を使って調べてみましょう!!

2010-04-06

時制の基礎・現在1

英語の現在・過去・未来
人間の時間の捉え方というのは、一般的には過去から現在
そして未来へ続く、というのが基本にあると思います。

時についての3つの基本的な表現を考えて見ると、英語の文章
では、ある動作や状態がいつ起こったのかを表すために動詞の
形自体を変えるという特徴を持っています。

英語では、動詞自体の変化で表すことができるのは、
現在時制・過去時制の2つになります。

そして未来(これから先)については、willなどを使った未来に
ついての表現ということになります。動詞そのものが形を変えて
未来の表現をするということではないので気をつけてください。

(英語の動詞自体には未来形という形はありません)

コミュニケーションにおいても最も基本になるこの3つの時間を
軸にした表現方法をしっかり再確認しましょう。

今回は
現在を表す文・・・現在形 を確認してみましょう

現在形は動きや変化にとらわれない物事を描写する表現になります。
一般動詞では現在形を使用し、be動詞は主語に合わせてis, are, amを使います。
ただし、一般動詞では3人称・単数の場合、語尾に(e)sを付け、
haveはhasに変えますので注意してください。

このような意味的な特徴を持っているので下記のような表現
が可能になります。

(1)現在の状態・事実
I live in Tokyo.
(私は東京に住んでいます)
My brother has a lot of friends.
(私の兄[弟]にはたくさんの友達がいます)

(2)習慣的な行動・動作
I usually wake up at six.
(私は普通6時に起きます)
I brush my teeth every morning.
(私は毎朝歯を磨きます)

(3)自然の摂理・不変の事実・真理
The sun rises in the east.
(太陽は東に昇ります)
The moon goes around the earth.
(月は地球の周りを回っている)

まずこの3つの意味合いが出せる表現方法が現在形の特徴だ
ということを基本として再確認してください。

上記の例文などを参考にして、他の現在形の文章が出てきた
時には(1)から(3)のどれになるのかを考える習慣をつけると
より定着が図れると思いますよ!

次回は現在形で表せる表現の応用編です。

2010-04-01

中1レベル 英単語8


ちょっと時間が空いてしまいましたが、中学英単語を更新
しました。中1レベルの英単語も、H, I , J まで来ました。
まだまだ基本的なものになります。

前回の英語訳
1.Halloween ()
ハロウィーン
2.hamburger ()
ハンバーガー
3.has ()
haveの三人称単数の場合の形
4.have ()
持つ、食べる、いる/あるetc…
5.he ()
彼は/が  6.hello ()
こんにちは、もしもし(電話で)
7.help ()
〜を手伝う  8.her ()
彼女の、彼女に/を
9.here ()
ここに/で  10.Here’s 
(here isの短縮形)
11.hero ()
主人公、ヒーロー 12.hers ()
彼女のもの
13.hi ()
やあ(友達などの関係での挨拶) 14.high ()
高い
15.him ()
彼を/に 16.his ()
彼の、彼のもの
17.hobby ()
趣味 18.hold ()
〜を持つ
19.home ()
家に/で 20.homework ()
宿題

今回の中1英単語
1.hot ()

2.house ()

3.how ()

4.hundred () ()

5.hungry ()

6.iced ()

7.in ()

8.interested ()

9.interesting ()

10.Internet 
()
11.into ()

12.is ()

13.it ()

14.its ()

15.it’s 

16.January ()

17.Japan ()

18.Japanese () ()

19.jazz ()

20.jellyfish ()


意味は1つだけとは限りません、必ずご自身でも
 辞書でお調べください。

2010-03-07

there is/are 構文2

There is/are 構文の補足

今回は2回目になりますが、この構文のちょっとした注意事項というか、確認のポイントを紹介します。

1.数えられない名詞
これももちろんこの構文を使って存在を表すことができますが、be動詞の選択にちょっと注意が必要です。

There is/was + 数えられない名詞.
と言うように、is もしくは was(過去の場合)になりますので、単数名詞と同じになると言うことを下の例文で再確認しましょう!

例文)
There is much water in the vessel.
「その容器の中にたくさん水あります

「たくさん」となるので、複数の感覚が出ますが、英文では上記のようになります。


2.この構文は、特定されていない対象の存在を表す表現で、特定できる対象には使わない  ので注意が必要です。

これは例文で実際に確認しましょう。

例文)
There is a dog under the table.
「テーブルの下に犬が1います。」

※a dogが新しい情報として紹介されているので、この構文を使います。

一方下の文章では

My bog is under the table.
私の犬はそのテーブルの下にいる」

my dogは「私のペットの犬」ということで特定できます。このような時は
 
“主語+be動詞+場所を表す語句”

になりますので、there is/are構文とともに覚えておきましょう。

ここまでを中学英語の導入としてしっかり定着させましょう!!