関係代名詞とは
授業などで『関係代名詞』とだすと、たいていの場合受講生の方々の顔色が変わります。授業の進み方も急に遅くなったりすることも。。。この文法項目で英語が嫌になった方々も多いのではないでしょうか。
この項目はいろいろな参考書・文法書に事細かく書かれ説明されているので、あまり詳しく説明することはしませんが、「どのような時に関係詞を使って表現するのか?」という基本的な考え方を再確認していただき、苦手意識をなくしていただきたいと思います。
今回はその第1回目
“どんな時に『関係代名詞』を使って表現する??”
例えば日本語で
きれいな 花 という表現があります。
これは英語だと
a beautiful flower という表現になります。
『きれいな』beautiful という形容詞が『花』flower という名詞を修飾・説明しています。
しかし、これだけだとまだ文章としては完成されていません。
では、もう1つ日本語の表現で
『昨日麻布花屋で買った 花』という表現があるとして
この場合
『昨日~買った』までが上の形容詞『きれいな』と一致して名詞『花』を修飾・説明しています。ただ『昨日麻布花屋で買った花』だけだとまだ文章としては完成されていません。
このように、1つの形容詞で名詞を修飾・説明するのではなく、文章っぽく名詞を説明する場合ももちろんあり、その時は、当然何か形容詞1つを使って修飾、ではなく、文章のように単語を並べて修飾、しなければなりません。
ですので
『昨日麻布花屋で買った 花』を英語で表現すると
the flower which I bought at Azabu Florist Shop yesterday
となります。
上のように単語をいくつも使って文章のように『ある名詞』を修飾・説明する場合、分かりやすい“繋ぎ役”が必要になります。その“繋ぎ役”が『関係代名詞』と呼ばれているものです。そして英語は後ろに説明する情報を付けていく特性(すべての場合ではないですが)を持っているので、名詞の後ろに付けて前の名詞を説明する形を取ります。ここが日本語(説明の部分は必ず前に置く)と大きく異なる部分になるので苦手意識を持ってしまうケースが多いのですが、まずは両言語の性格の違いを意識しつつ英語の表現方法に慣れていきましょう!
次回からは、関係代名詞の種類と例文をあげながら徐々に慣れていきたいと思います。
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