動名詞と不定詞
動名詞(動詞ing)と不定詞(to do)でどちらも「~すること」という意味を出すことができ、用法が似ています。ただしこれは常にどちらも使えるという訳ではなく、動詞の目的語になる場合は、動詞によって“動名詞”・“不定詞”を使うか決まっていたり、意味が変わってしまったり、注意しなければならないことがあります。
この項目は、受験英語でさんざん学習された方も多いと思いますが、基礎編として中学英語レベルで習う範囲で復習したいと思います。
(1)動名詞・不定詞の両方を目的語にする
代表的な動詞=begin, start, like, love などなど
I like watching a movie.
I like to watch a movie.
私は映画を観ることが好きです。
It began to rain late at night.
It began raining late at night.
夜遅くに雨が降り出した。
※どちらを使ってもほぼ同じ意味になる
(2)不定詞だけを目的語にする
代表的な動詞=plan, wish, decide, hope, want などなど
I want to become a doctor.
私は医者になりたい。
She promised to come tonight.
彼女は今夜来ると(来ることを)約束した。
(3)動名詞だけを目的語とする
代表的な動詞=enjoy, finish, mind, stop, give up などなど
They stopped talking.
彼らは話すことをやめました。
They enjoyed walking in the park yesterday.
昨日、彼らは公園を散歩するのを楽しみました。
※(2)(3)の項目に関しては、それぞれこの形にしないと日本語訳の意味が出ないということです。
(4)目的語が動名詞か不定詞で意味が変わる
代表的な動詞=try, remember, forget などなど
He tried to eat it.
彼はそれを食べてみようとした。
→実際に食べたかどうかは不明
He tried eating it.
彼はそれを試しに食べてみた。
→実際に食べてみた
高校英語になるともう少し細かくなりますが、基礎編としてここまでは確認し直してみてください。
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