受動態(受け身)の話5
日本語では能動的表現・英語では受動的表現
「感情・心理を表す表現」・「被害を表す表現」が日本語と英語で異なります。
例えば
英語の動詞“surprise”は「~を驚かせる」という他動詞になります。
なので
The news surprised Ken.
(そのニュースはケンを驚かせた。)(直訳)
この表現で能動を表します。
それでは、日本語で「ケンが驚く(驚いた)」という場合、日本語では「驚く、驚いた」と驚く側の能動的な動作のように表現しますが、英語では上の例文でも見たように驚きを受ける側になるので受動態で表現します。
「ケンはそのニュースで驚いた」と言いたい時は
Ken was surprised at (by) the news.
という感じになります。
上の例文は感情・心理状態を表す表現ですが、これと同じように考えるのが、被害を表す場合です。
「その事故で10人がケガをした。」という文があるとすると、injureという動詞が使えますが、「~をけがさせる」という他動詞(能動態)になるので、ケガを受けた側を視点に
「10人の人がその事故でケガをした」と言いたい場合
Ten people were injured in the accident.
と言う受動態の表現になります。
考え方が異なりますが、1つずつしっかり覚えていきましょう。
次回はこれらの例文をいろいろ紹介したいと思います。
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