現在完了のはなし1
この文法項目は誰しもつまずいた事があるのではないでしょうか。私自身もなかなか感覚が掴めなかった思い出があります。これから何回かに渡って確認していきます。
★現在完了の形
基本例文
I have lived in Saitama for ten years.
私は埼玉に10年間住んでいます。
上の例文のように
文型:主語+have {has} +動詞過去分詞形 になります。
現在完了は「過去の出来事や状態を 現在の状況に関連付けて述べる表現方法」で「過去~現在」に意味が渡っています。
そこから、様々な意味を持たせることができます。
1.継続 「ずっと~している」
2.経験 「~したことがある」
3.完了 「~したところだ、~してしまった」
4.結果 「~してしまって(その結果)~だ」
※完了と結果はしばしば区別がつきにくいことがあります。
★過去形の文と現在完了の文の意味の違い
過去形
過去の出来事・状態を事実として述べているだけで、現在どうであるかの意味までは言及されない。
現在完了
過去の出来事が現在にも影響を与えている、もしくは、ある行為の現在の状態・結果に重点が置かれている。
例えば上の例文を使って
I lived in Saitama for ten years.
私は埼玉で10年暮らしました。
「過去に暮らしました」という事実だけを述べていて、現在はどうであるかは言及されていません。
I have lived in Saitama for ten years.
私は埼玉に10年間住んでいます。
「10年前から暮らしていて、今までずっと暮らしています。」ということまで言及します。
日本語ではそれぞれに表現方法が違って「英語のような1つの文型」という感覚はないので戸惑うことが多いように思われます。日本語のどのような表現方法が英語で完了形(現在・過去・未来とあります)になるのかをいろいろな例文を通して感じてみるのも1つの訓練になると思います。
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