2010-08-27

TOEIC(R)試験雑感4

TOEIC(R)と英文法2


前回の続きでTOEICと英文法に関して綴りたいと思います。リーディング・パート、特にPart 5, 6について前回個人的な所見を述べさせていただきましたが、今回は英文法とPart 7について個人的な意見を述べてみたいと思います。このパートは簡単に言うと英文読解問題になるのですが、やはりここでも英文法は必要になってくると思います。

ある言語の文法は、その言語を文章として理解するために必要な一定のルールになります。英文法でいえば、一見英単語の羅列のようなセンテンスも実はその語順に一定のルールがあり、そのルールをしっかりと理解して脳に定着させ、英文を読んだ時に英語のルールに従い英文を意味理解していく作業が英文読解ということになります。もちろん始めのうちはこの意味理解も完全ではなく、何となく言っている事が解るという段階から徐々に具体的に解っていくという過程を通ることになります。

そしてTOEICテストのPart 7 に当てはめてみると、ここではかなりの速読力が高得点を狙うときに必要になります(どのTOEIC攻略本でもこのセリフを見かけます)。以前にも書きましたが、なんせ試験時間に制限がありますからこのパートでは1問にかけられる時間が1分足らずに成らざるを得ません。ですから1つの文章に3題設問があれば3分、5題設問があれば5分という単純計算になります。当然設問と選択肢を確認し、正解を探しながら文書を読む作業になり、したがってかなりの速読力が必要ということになります。

この速読も結局は文章読解力の基礎力がなければ出来るようになる筈がありません。そこで読解するための元になる力の1つが上に書いたように文法力、ということになるわけです。設問を解いている間に時間切れということを出来るだけ減らすためにも、まず目標としては高校までの基礎文法の再確認を心掛けましょう。

早稲田外語専門学校
TOEIC(R)対策公開講座
http://www.waseda-flc.ac.jp/extention.html

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