2008-07-25

ちょっと文法でも...

簡単に語順の話。
あまり難しく考えずに。。。

”He gave me a book.”
「彼は、私に1冊の本をくれた。」

こんな文があったとします。日本語では、例えば「私に、彼は、1冊の本を、くれました。」とか
「1冊の本を、彼は、私に、くれました。」などとニュアンスは多少変るかもしれませんが、いろいろな語順でも意味が通じる文章になります。
これは、1つの日本語の特徴として「は、を、に」などの助詞と呼ばれるものが発達しているので、助詞まで含めた固まりで文章の中でしっかり意味・役割が決まり語順をある意味気にしなくても、文章として意味が通じてしまうのですね。よく考えてみると自分も全く語順は意識せず日本語は使っていますね。

しかし、英語では、

Me he a book gave. とは語順はなりませんし、
A book he me gave.にもなりません。

見ての通り英語には、「は、を、に」に当る助詞が日本語ほど発達していません。ですので、語順にこだわって単語を並べないと、文章として意味が通じなくなってしまうのですね。
それで中学校の英語の授業でやった覚えのある「5文型」という形が出てくるのです。単語の並べ方で自然に「は、を、に」の用な助詞を入れている感覚にしているのでしょう。

英単語を覚えるとかイディオムを覚えるとか、いろいろ大変なことが語学の学習にはつきものですが、日本語で助詞まで含めた固まりで考え、それが英文の中では、どのような順番で並べるのか、こんなことをちょっと意識することでも上達はするのではないでしょうか。どうしても普段は、無意識に助詞に頼って、語順を気にせず言葉を喋ってしまいますから...

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