2008-08-05

大物への仲間入り

今回は

Artist: Europe
Album: The Final Countdown
Title: Carrie

このバンドは、80年代後半から90年代にかけてブレイクしたと思います(記憶が…)。北欧メタルとか呼ばれていたと思います。へヴィー・メタルといっても、ヨーロッパ出身のグループは、わりとどのバンドもメロディアスな曲が多かったような気がします。このバンドもそうで、この「アルバム『The Final Countdown』は、特にそんな曲のオンパレード?でしたでしょうか。。。結構当時は良く聴いていました。その中で、このバラードナンバーは、アメリカでも大ヒットとなり、大物バンドの仲間入りを果たしたと思います。

では、この歌詞の表現で
"I see no reason for you to cry."
「あなたが泣く訳が僕には分からないよ」(超訳)

この表現で、不定詞=to cryに注目しながら文の構造を見ましょう。

文章を見ると、動詞が2つ出てきます。
1.have「持つ」
2.cry「泣く」

そして、動作ですから誰(もしくは何)が、その動作をするのかという主体(主語)が必要になってきます
haveするのは、「私=I」でありこれがこの文全体の主語になります。
そして、cryするのは、「私」ではなく、「あなた=you」になりますので、主体がここで変わってきます。
それを表すのが、”for 人”の形で、to cryの前に組み込みます。これを文法上、「不定詞の意味上の主語」と呼んでいるのです。

仮に”I have no reason to cry.” だけの文になると、haveする人、cryする人(主語)がどちらも、「私」になってしまうので、文章全体の意味が変わってしまいます。

何気なく、to doということで、不定詞を使ってしまうのですが、実は、こんなところをちょっと意識を持って気をつけなければ成らないのです。

このように意味をしっかり考えて、このような表現ができるといいですね。

では、もしかしたら彼らも英語は外国語???かも知れないEuropeの代表曲をお聴きください。

http://jp.youtube.com/watch?v=666lbj8RlbE

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